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身内同士の争いを事前に防ぐ方法

遺言とはなんでしょう??

遺言(ゆいごん又はいごん)とは、遺言という方式によって遺言者が生前に自分の財産を自由に処分できるので、その遺言者の最終的な意思表示を尊重し、遺言者の死後にその意思(考え・思い・要望)を実現させる為に制度化されたものです。

残された家族のため、遺産をめぐる身内間でのトラブルを事前に防ぐ為に遺言書を残すことはとても重要な事だと私は考えます。

このようなお話を聞いたことはありませんか?
(登場人物)
:父Aさん
:亡き母Bさん
:父Aと母Bの子供:長女C・次女D・長男E
このような中、 遺言書作成が父Aにて将来子供CDE間でトラブルがないように作成していればおそらく穏便に事はすすんだものだと思われます。
しかし、遺言書がなく父A事故死後、
CDE間にて以下内容の家族会議が行われました。
(長女C):両親の面倒は主に私が見てきたから財産は多くもらう権利が!
(次女D):ちゃんと現金に換算して公平に分けるべきだわ!
(長男E):預金や住宅などすべての財産だぞ!あ〜なんで役所は平日なんだ?

こんな感じで、血をわけた兄弟姉妹で言葉の争いに! 

悲しいですよね。 このようなケンカを事前に防ぐためにも遺言書作成は、予防策の一つとして効果的と思われます。

私の家は大丈夫!
そんなケンカになるほどの財産はないし、身内はみんな仲が良いからそんな心配はない!なんて思っていませんか?

人間、多少なりとも例え相続財産が数万円でも相続手続きで1円でもお金がからんでしまうと残念なことにトラブルを起してしまうこともあります。

残された家族内で争いがないように生前からこの遺言問題について
身内で話をしておかれる事をおすすめさせて頂きます。

相続手続きにてお困りな場合には、お一人で悩まずに、
弁護士、司法書士、行政書士、税理士等の専門家にご相談下さい。

※法律は遺言に厳格な要件を定めてそれによらない遺言は無効としています。
またもし遺言がない場合には、法律の規定では法定相続という規定に従って原則、相続割合が決まっておりますがあくまでこの割合は原則として使用されるもので、遺言書がない場合通常は、遺産分割の協議が行われ、そこで相続割合も決定されます。